こぶ太郎 第一章〜こぶ太郎、旅立つ〜

むかしむかし、あるところにおじいさんと熟女がいました。
ある日、おじいさんは山に芝刈りに、熟女は町のホストクラブに行きました。
おじいさんが家に戻るとそこに知らない子供が居座っていました。追い出そうとしましたがなかなか出ていかなかったので、しかたなくこぶ太郎という名前を付けて育てることにしました。
こぶ太郎が来てから十数年、この老夫婦に心の休まる夜はありませんでした。
こぶ太郎は、彼独特の匂いと性格とトークでこの老夫婦を苦しめていました。
そんなある日、こぶ太郎は気が狂ったのか、いきなり「俺、鬼ヶ島に鬼退治に行くよ。」と言いました。
おじいさんと熟女はようやくこぶ太郎の縛呪から解き放たれる事が出来そうなので、とても喜びました。
こぶ太郎は「おじいさんは何か着るものを、おばあさんはきびだんごを作ってくれ。」と言いました。
おじいさんは喜びのあまり、特製のにくじゅうばんを作り、熟女はいままでの恨みをこめて、二度と戻ってこないように特製きびだんご(トリカブト50%配合)を作りました。
こぶ太郎は特製のにくじゅうばんを着て、腰にきびだんごをもって鬼ヶ島へと旅立ちました。
つづく。